ついじゅく)とは、一部の果物などを収穫後、一定期間置くことで、甘さを増したり果肉をやわらかくする処理のこと。

それでは早速、追熟させる方法を 伝授

常温に置く

トマトを追熟させる方法で、最も簡単な方法です。
日の当たる窓辺などに、常温でトマトを置いておくだけです。

この方法で夏は、少し青いくらいのトマトは数日で真っ赤になります。
秋頃、涼しくなってからでも時間はかかりますが、
この方法で追熟することは可能です。

トマトを置く時は、必ずヘタを下にして置くようにします。
ヘタを上にしておくと、実の接地面から傷んできてしまいます。

ヘタを下にして、日のあたる窓辺に、常温で置いておく

ミニトマトや中玉トマトは、大玉トマトのように、
ヘタを下にすることが難しいことがあります。

その場合は、接地面が同じところにならないよう、
時々置く方向を変えるようにしましょう。

新聞紙にくるむ

まず、新聞紙と霧吹きを用意します。
用意した新聞紙に霧吹きで水をかけ、新聞紙を湿らせます

湿らせた新聞紙で追熟が必要なトマトを包み、
風通しのよい直射日光の当たらない場所に置いておきます。

秋になって室内が乾燥している場合は、
トマトを包んだ新聞紙をビニールに入れて、
軽く口を結んでおくと、乾燥を防ぐことができます。

この方法も簡単ですが、新聞紙が乾いてきたら、
また霧吹きで水をかける必要があります。

リンゴと一緒に置く

追熟が必要なトマトを、
リンゴと一緒にビニール袋に入れて、室温で置いておきます。

リンゴから発生するエチレンガスの効果により、トマトが赤くなります。
リンゴのガスを利用した追熟方法は、トマト以外でもよく使われますが、
この方法はトマトでも同じ効果が得られます。

気温が低くなってくると、どうしても追熟に時間がかかります。
リンゴと一緒に入れておくこの方法だと、
比較的短時間で追熟させることができます。

どうしてもビニールに入れておく必要があるので、
気温が高い時期や湿気の高い時期は、
中が蒸れないように時々換気するようにしましょう。

今後は、なぜ、赤くならなかったか?

みなさん、知りたくないですか?

トマトが赤くなる原理

トマトといえばミニトマト・中玉トマト大玉トマトなど大きさも形も豊富にあり、色も赤だけではなく黄色やオレンジ・グリーンや茶色までたくさんの色がありますよね。

では、まず栽培しているトマトが赤くならない原因と赤くする方法を知る前に、そもそも青いまだ熟していない実がどうして赤くなるのか?というトマトの基本性質についてお話します。

トマトの赤色のもとはリコピンという色素によるもの。

リコピンは聞いたことありますよね?リコピンは血糖値を下げる効果やがん予防、動脈硬化予防、美白効果などさまざまに効果があるとされています。

トマトの実は果実が未熟なうちはクロロフィルという葉緑素の色素の影響で緑に見えますが熟していくとクロロフィルが分解され代わりにリコピンが作られ赤くなります。

一部の過程が紅葉の原理と同じです。トマトは熟す過程でリコピンの他にカロチンやルティンとい色素もつくられるため

品種によりどの色素が強く出現するのかによって赤なのかオレンジなのか黄色なのかが決まるのです。

トマトが赤くならない原因

・時間がかかる

関東地方や近畿地方などの中間地と呼ばれる地域を基準に見てみるとトマトの苗を植え付けるのは4月末~5月で収穫できるのが7月~8月です。

トマト(大玉トマト)は開花後50~60日で収穫できます。ミニトマトや中玉トマトはもう少し早い40~50日で収穫できます。

しかし、5月から6月にかけて低温が続くと赤くなるのも遅くなります。ですので6月後半になってもまだ青いのは普通です。

・日照不足とチッ素肥料過多

1の内容と重なりますが、赤くなるには日照と温度が深く関係しています。

これは野菜全般に言えることですが日当たりの良い場所で育てるのは基本です。

チッ素成分の肥料過多の問題は実が赤くなる以前に花が咲かなかったり実付きが悪かっりと生育上よくありません。

・摘果、摘芯(てきか、てきしん)しなかった

トマトが大きくならない原因同様ですが、特に大玉トマトの場合のみ色づきが遅い先端の果実を中心に小さい実や形の悪い
ものは取り除きましょう。

この作業を怠ると栄養分が分散してしまいトマトが大きく、赤くなりにくくなります。

だいたい1つの房に実を3~4個くらいに制限することで残りの果実に栄養が行きわたり赤くなる確率も高まります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

トマトが赤くならない理由についてお話してきました。

果菜類と呼ばれる実を食べる野菜に関しては日当たりや適度な水やりは基本ですが 、栄養分をできるだけ花や実に行きわたるようなリン酸成分多めの肥料を使用し栽培することが大切です。

ただ青い実がなっている状態から急に肥料を播いても急激に甘くなることはないです。

植え付け時に肥料が配合されている培養土を使用し、葉色が悪くなってきたり植え付け1ヵ月後から2週間に1回くらいのペースで追肥をしてあげることが大切です。

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